マラドーナになり損ねたメッシ

世界中が熱狂したお祭りワールドカップブラジル大会は、ドイツの優勝で幕を閉じた。

出場代表メンバー11人中7人を同一の国内クラブ・バイエルンミュンヘン所属の選手で固めたドイツは、その緊密な連携、スピーディーなパス回しと阿吽の呼吸の絶妙さを武器に頂点についに登り詰めた。

準優勝に終わったアルゼンチンだが、スーパースター・メッシを擁し堅い守備と、ここ一番でのメッシの活躍で決勝まで上がってきた。

かつて1986年のメキシコ大会が「マラドーナのマラドーナによるマラドーナのための大会」と言われたが、今回のブラジル大会は、それを髣髴とさせ「メッシのメッシによるメッシのための大会」になるのではないかと、世界中の人々に大きな期待を抱かせた。

スペインのバルセロナに所属し、クラブではバロンドール4回も手にし、もはや手に入れていない栄光はワールドカップだけのメッシ。

今回優勝すれば、文字通りのマラドーナ超えは確実だったが・・・ドイツのゲルマン魂がその野望を打ち砕いて祭りは終わった。